2014/02/15

『本日のブイヨン』サービス中。

私がブイヨンを仕込む時ーー。
お師匠さんが朝方、まだ誰もいない店内でせっせと仕込む背中を思い浮かべる。
それは、緊張感という緊張感が少し離れた私の方まで伝わるものでした。
その背中、その緊張感から言葉無くしてお店(洋食屋)にとってブイヨンとは!?という大切な事をたくさん教わって来たように思います。
(勿論!まだまだ、まだまだまだ教わる事はたくさんある昨今であります。)

ここで言うブイヨンとは簡単に説明しますとーー。
鶏ガラを香味野菜や香草と一緒に3時間クツクツ火にかけて作る言わばお出しの様なものです。

ただ、このブイヨンが洋食屋にとって大切な料理の決めてとなることは間違いないと言えましょう。

私は以前、2種類のリゾットを作った事がありましたーー。
ひとつは、ただの水から仕上げたリゾット。
そして、もうひとつはこのブイヨンから仕上げたリゾット。
既に、食する前から艶、香りと答えがはっきりする訳ですが、極め付けは口に入れた時の深見です。

ブイヨンは皆様がご注文頂いた料理一皿一皿に陰ながら大活躍を果たしている訳です。
ハンバーグやシチューにかけるデミグラスソースからカレーやトマト煮のソース、チャウダースープなどなど洋食屋の料理のベースです。

洋食屋のベースとなるブイヨンを少しの塩と少しの胡椒、少しの浅葱で。
ディナータイムにお越しのお客様へお出ししております。

寒い中ご来店頂いたお客様、まずはクイッと一杯温まってから今夜のお食事を悩まれてみては如何でしょうか?
より良いお店を目指す私たちに、どうかお付き合い下さい。

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